大阪工業大学

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空間ボリュームの印象評価に関する研究

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空間ボリュームの印象評価に関する研究

北野早紀 / 空間デザイン学科 環境デザイン研究室

近年、建物の内部空間のリノベーションが盛んになり、インテリアデザインの重要性が高まりをみせている。室内空間における視知覚を取り扱った研究は既往研究により実験的な検討が続けられている。しかしながら十分に基礎的なデータが蓄積されているとはいいがたい。  そこで本研究は格子空間に着目し模型を利用した印象評価実験を行うことにより、格子幅の変化による人間の印象の変化について明らかにすることを目的とする。

実験は大阪工業大学工学部予備室に実験装置を設置し、2012年11月26日~12月10日にかけておこなった。被験者は学生40名(男20、女20)。評価対象とした室内空間模型を表1に示す。

12組の形容詞対について因子分析を行いその結果得られた2因子は八木らとほぼ同様の傾向であった。各模型を格子の面ごとに分類し、分類した模型ごとのSD法評定の平均値プロフィールを「格子なし」の平均値と比較したのが図1-3である。そのなかで「開放的な-閉鎖的な」ではすべての平均値プロフィールで隙間が9mmから15mmのとき、「閉鎖的な」から「開放的な」に印象評価が変化する傾向が明らかとなった。「開放的な-閉鎖的な」に関して、被験者の学年と性別ごとに平均値プロフィールを作成し比較した。これよりどちらの結果でも9mmから15mmで、「閉鎖的な」から「開放的な」に印象評価が変化し、学習歴ならびに性差に関わらず確認され、先の結果がより一般化される結果となった。

作品一覧

  • 千原史圭
  • 林 美咲
  • 長岡 歩
  • 板野さくら
  • 岸岡千弘
  • 辻口美樹
  • 小田龍太
  • 服部莉加
  • 奥長真生人
  • 森本雅也
  • 吉野美穂
  • 揚村麻菜美
  • 桑原智佳
  • 青山尚晃
  • 桑原由紀子
  • 山本祐輔
  • 永元沙帆
  • 橋本歩実
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  • 奥田ちえ
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