大阪工業大学
KK1 -竹の魅力を現代に伝えるためのプロダクトの提案-
小田龍太 / 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室
近年、竹は注目されている材のひとつとなった。しかし、その背景には竹文化・竹材加工の衰退など、古き良き伝統が薄れている傾向がある。
そこで私はプロダクトの観点からこの現状を打破したいと考え、竹の魅力を最大限に活かしたプロダクトの提案をした。それがKK1である。 しなり、素材感、流線美、これらの伝えたい魅力を最大限に持っている寝椅子だ。デザインを内部構造のアプローチから選定し、接合方法に工夫を入れることで、しなりを最大限に引き出す。表面のなめらかさと節部分の肌触りによるコントラストで、竹特有の質感を最大限に引き出す。長尺の竹材だからこそ描ける流線美を最大限に引き出す。今後は、KK2、KK3というように多くの竹製品を世に届けようと思う。極上の竹椅子、ご堪能あれ。"