大阪工業大学
動物の擬人化 -人間を動物へと置き換えた作品の制作-
岸岡千弘 / 空間デザイン学科 ヴィジュアルデザイン研究室
「理由は分からない。でも、なぜか愛らしい、 面白いと感じる作品」これが作品のコンセプトである。擬人化とは、「人でないものを人に擬して表現すること。」(広辞苑 第六版)とある。例えば、四本足で走っているウサギが、後ろ足で立ち、 楽しそうに踊っている姿を想像して欲しい。なぜか愛らしい、面白いと感じてはこないだろうか。私がこの作品を描こうと思ったきっかけは、擬人化のそういった魅力に引きつけられたからである。作品の舞台は、阪急梅田駅、大阪駅構内時空の広場、道頓堀の戎橋を選定した。作品を見た際に、これらの場所を訪れたことがある人ならば、いつもと違う、奇妙な可笑しさ感じるだろう。その感覚こそが、この作品で表現したかったものである。
最後に、作品の制作を終えて「動物を簡略化して描いた場合と写実的に描いた場合」「作品の大きさ」「作品上の視点の高さ」この3点によって 作品の雰囲気が変わるこという結果が得られた。