大阪工業大学
抜けた乳歯の保存 -成長記録を残すプロダクトの提案-
桑原由紀子 / 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室
日本では昔から、抜けた乳歯を屋根の上や庭などに投げる風習があった。しかし、核家族化が進み一軒家の減少した現在では、ヨーロッパなどの風習である箱に入れて保存する形が広まりつつある。そこで私は、親子で仲良く楽しく、抜けた乳歯の保存を行うキットを作成した。抜けた乳歯をレジンで封入し硬化させ、出来上がった乳歯のピンやメモリピンでその当時の思い出を乳歯・画像・身長として身長計に記録するというものである。身長計・レジン・型・ピンなどが一式揃っている。
工作キット感覚で扱える「Happy treeth」は出産祝・誕生祝のプレゼントにも最適。「元気にのびやかに育ってほしい」という思いのこもった植物モチーフのデザイン。抜けた乳歯を、思い出の品・成長記録として残すツールである。