大阪工業大学
Flora Agemura by KAMEYA RYUGETSUDO
揚村麻菜美 / 空間デザイン学科 環境デザイン研究室
京都 嵯峨嵐山に亀屋柳月堂という老舗和菓子店がある。そこで和菓子に馴染みのない若年層の顧客獲得を目指し、その年齢層に馴染みの深いチョコレートを新たに開発することになった。チョコレートといえば洋菓子であるイメージが強いが、京都にちなんだ食材を取り入れ、和洋の枠にとらわれないお菓子を目指した。菓子職人にミラノの二つ星レストランでシェフ・パティシエを務めた揚村フローラを起用し、新ブランド「Flora Agemura BY KAMEYA RYUGETSUDO」を亀屋柳月堂内に立ち上げた。
今回私の卒業制作では、上記の設定でチョコレートのパッケージデザインを行った。伝統文様を用いながらも枠に捉われない自由な発想でデザインした。日本伝統文様の中から連続させることで洋風とも捉えられるものを選定し、正方形(7×7=49個)に並べたときに全体から同じ文様が浮かび上がってくるという視覚効果を表現した。