拓殖大学
歌舞伎と現代アニメーションを融合させた新しいアニメーションの提案
深川龍一 / 工学部デザイン学科 メディア情報デザイン研究室
日本の文化において歌舞伎と現代アニメーションは時代、表現方法は違えど同じ日本文化の誇るエンターテインメントであると考える。この2つを融合させ新しいアニメーションの表現をショートアニメーションムービーという媒体により提案する。本研究おいて歌舞伎の演目は義経千本桜を取り上げる。義経千本桜とは歌舞伎の演目の中でも有名な演目であり、歌舞伎三大名作の一つである。歌舞伎の要素には衣装、情景、人間模様、舞台背景セット、地方などが存在する。また現代アニメーションの要素にはキャラクターデザイン、カメラワーク、バックミュージックなどが存在する。そういった要素を調べ分析しショートアニメーションムービーという媒体により融合させた。結果として歌舞伎は一般の人が見てもメタファが強く理解されがたい部分がある。また現代アニメーションも一般の人が見た場合メタファが強く歌舞伎と同じく理解されがたい。しかし歌舞伎と現代アニメーションはそのメタファの奥に、誰もが共感できるようなメッセージが隠れている。