拓殖大学
富士山をモチーフにした手ぬぐいの制作
坂本 舜 / 工学部デザイン学科 視覚造形研究室
富士山が世界文化遺産に登録されてから、改めて富士山の美しさ、偉大さが見直されている。
手ぬぐいは薄手でかさ張らず色やデザインも豊富にあり「手を拭く」「身につける」「インテリア」「贈り物」などいろいろな用途で使われる。富士山をゆったりと受けとめて自然との共存が感じられ、Fujiの魅力をプリントした手ぬぐいを制作した。使用する晒は「冨士かもめ晒」で文規格白生地(巾330mm)の晒を使用した。
図案はすべて筆ペンでおこない細部の滲みや掠れなどを表現した。これはPCを用いた線が作り出す冷たさをさけるためである。原画をスキャンし、「Illustrator」と「Photoshop」を使用し図案の制作を進めた。両端の仕上げは切りっぱなしである。その理由は、端をそのままにしておくと乾きが早く、汚れやホコリがたまらず衛生的で高温多湿の日本に合っているからである。作品は手ぬぐいとしてはもちろん、絵としてや季節感あふれるインテリアとしても使用できる遊び心あふれるデザインの手ぬぐいを制作した。