拓殖大学
医療システムに連動したNFC健康保険カードの提案
後瀬真希 / 工学部デザイン学科 メディア情報デザイン研究室
近年ICカード化は加速の一途をたどっており、今後更に世間に浸透していくことが予測される。これに伴い、ICカード自体にそれぞれの機関に適応したシステムが必要となってくることが考えられる。本研究では、その中でも医療機関に焦点を絞り、健康保険証のICカード化を目指した提案を行う。まず、カードは顔写真付きの公的な身分証明書として使用できるものとする。自動受付機にカードを差込み静脈センサによる個人認証を完了すると「Handy AGENT」というデバイスが装着される。これによってカードが液晶画面化し、受付業務や施設内のナビゲーションシステムとして使用することができる。主にカードをかざすだけで情報のやりとりが可能となるため、情報の共有やアウトプットがより簡単になり、医療現場での業務の効率化、ユーザー自身の情報の自由性など多くのメリットが期待できる。