拓殖大学
東日本大震災復興支援のためのローカルチャリティコンテンツ「色みくじ」の提案
小泉明日香 / 工学部デザイン学科 コミュニティデザイン研究室
東日本大震災以降、日本各地で復興支援を目的としたチャリティ(寄付を目的とした慈善活動)が展開している。企画の自由度が高く、実施や参加が比較的容易なチャリティは、長期的な復興支援の要の一つとして、今後も重要な役割を担っていくと考えられる。本研究は、東日本大震災復興支援のためのローカルチャリティコンテンツ「色みくじ」を提案した。「色みくじ」は「コミュニティデザイン+チャリティ」をコンセプトとするヒキクジ型のチャリティコンテンツで、クジとクジ箱、説明パネルの3点によって構成される。キービジュアルは三陸沖のタコである(クジ箱、説明パネル)。クジは名刺サイズの用紙を三つ折りにしたもので、中側にラッキーカラーと地域資源に関するイラストとコメントが表示される。クジの内容をローカライズ(差し替え)することで、他の地域で実施することが可能である。検証として、「八王子チャレンジショップ はちチャレ」にて「はちおうじ色みくじ」を実施し、通行人を中心とした参加者から高い評価を得ることができた。