拓殖大学
からくりおもちゃの制作 ~レーザー加工による部品標準化~
福田瑞希 / 工学部デザイン学科 システム計画研究室
厚みのある木の板からレーザー加工機によって全てのパーツを切り出し、それを組み立てて遊ぶことができる「からくりおもちゃ」。動力には輪ゴムを採用し、大小の歯車の機構を取り入れることによって、身近にある材料でありながらも自動でギミックをしながら動く仕組みになっている。メイン作品である「歯車装置を基本にしたからくりおもちゃ」は子供が喜びそうなモチーフ(動物・昆虫・乗り物など)をベースに腕などの動きをギミックパーツ、形を形状パーツとして制作(パーツを分類し部品の標準化)し、先述の動力装置である「歯車装置」本体にそれぞれパーツを組み込むことによって、さまざまなバリエーション展開が期待できる「からくりおもちゃ」とした。一枚の厚みのある木の板からパーツを生成でき、輪ゴムを動力源としていることから、一般の工作キット・玩具やレーザー加工機を用いた工作教室などのワークショップに用いたりすることができると考えられる。