金沢美術工芸大学
間借り漸層法
眞田 恵人 / 美術工芸学部 デザイン科 環境デザイン専攻
金沢市中心部の町家型住居が多く点在するまちなか区域では空き家、空室が増加しており区域内の低密度化を招いている。市も助成金を設けるなど対策しているが根本的な解決には至っていない。本作品はその様な隣り合った町家型住居の余剰空間をつなぐ事で生まれる新たなシェアハウスの提案である。
高齢者世帯の使用しなくなった2階部分の空室や老朽化により使用しなくなった空き家をつなげて有効利用することで提供世帯主と利用者双方に利益のある形を計画し、区域内における定住促進を目的としている。
本提案によってまちなか区域内の高齢化による低密度化を食い止め、町に新たなにぎわいが生まれる事を目指した。