金沢美術工芸大学
ばべる
楠田 祐士 / 美術工芸学部 デザイン科 視覚デザイン専攻
私は旧約聖書、創世記、バベルの塔の物語をモチーフに制作しました。バベルの塔は、何故この世界にたくさんの言葉があるのかを説明する為の物語です。その物語を大幅に脚色し、アジアンテイストのアニメーション作品にしました。日本人である私達に、言葉がばらばらになってしまったその時を、より身近に感じてもらいたいという思いからです。日々の生活の中、大学でデザインを学んだり、社会の事を考えたり。そんな中で、私はこの作品のアイディアを思いつきました。神様は何故言葉をばらばらにされたのか、言葉がばらばらになった時、世界はどうなってしまうのか、そして、その時人の心は。そんな事を考えて、作品を見て頂ければ幸いです。