東京造形大学
四季のテキスタイルブランド「みのりの」
藤代 紗椰 / デザイン学科グラフィックデザイン専攻領域
日本には、豊かな「自然」や、移り変わる「季節」があります。それらを感じながら生活することが、日本に住む人たちにとっての「豊かなくらし」に繋がっています。また、日本らしさの中には移りゆく季節だけでなく、そこからの(良い意味での)泥くささ、力強さがあり、生活の充実感を得ることができます。「みのりの」とは、日本に住む人たちのくらしをより豊かにする、旬の野菜のテキスタイルブランドです。12ヶ月の旬の野菜をそれぞれの季節や行事にからめた『実りの布』をつくりました。草花だけからは感じることができない、生活に深く関わる、新鮮で力強い野菜をモチーフにデザインを起こしています。『実りの布』の制作を通し、日本に住む人たちのくらしの魅力が再発見されるお手伝いができたらと思います。