東京造形大学
キオクノユメ
足立 篤史 / 美術学科彫刻専攻領域
少年の頃思い描いていた未来、"カッコイイ"と思っていた乗り物、憧れ、夢。そのゴチャゴチャとした記憶のなかに忘れていた"モノ"、大人になるにつれて無くしてしまったモノ。それらはその真意とは関係なく、ただ視覚的に・本能的に魅了された形であり、幼少期の空想を膨らました形であった。
しかしそのモノらは成長するにつれ朽ち、蓄積される記憶の底に埋れていってしまった。
そんな昔に思い描いていた様々な記憶が蘇る、失った形が蘇る、当時の感覚が蘇る。
今の自分にもつながる、始発点。
そこには忘れていた記憶があった。