東京造形大学
日本の七十二候
徳永 千夏 / デザイン学科グラフィックデザイン専攻領域
今日本では、外国の文化が多く取り入れられていますが、私は日本が持つ伝統的なものや潜在的な美しい部分を今の日本の人たちにもっと目を向けてほしい、という思いをずっと持っていました。そこで身の回りにあって、今も昔も共通して意識することができる「季節」をテーマにし、中でも、名前の響きがおもしろいなと感じた七十二候の表現をすることに決めました。
一つ一つの言葉をイラストに起こし、それをはんこにしています。さらにそれらが季節ごとに集まって、「春」「夏」「秋」「冬」のシルエットを作り出しています。
私がこの作品を作ることで、自分たちの住んでいる日本を少しでも振り返ってもらい、伝統的な日本の良さにもっと目を向けていく人が増えていってほしいです。