大阪工業大学
ツナガルイエ
住田 祥 / 空間デザイン学科 建築デザイン研究室
日本の住宅の寿命は、約30年といわれています。そして、寿命を迎えた住宅の多くは、建て替えのために取り壊されているのが現状です。しかし、取り壊し時や建設時には大量の廃棄物やCO2が排出されます。これらを抑制することは、地球環境を考える上で重要な課題であると考え、今あるモノを残しながら、住まい続けることができる住宅リフォームの提案をします。(1)既存のフレームの中に新たな構造となる鉄骨フレームを入れ込む。構造的補強を行うことで、寿命約30年といわれる住宅の命をつなぐ。(2)棚によって空間を仕切ることで、各空間のつながりを生み出す。光や風だけでなく、視線や音、気配を感じながら生活することで、家族がつながる家となります。