大阪工業大学
吹き抜ける新たな風
─ 向島ニュータウンリノベーション ─
谷口悠樹 / 空間デザイン学科 建築計画研究室
京都市伏見区の南に位置する向島ニュータウンは現在多くの問題を抱えている。昭和47年に造られた向島ニュータウンは建物の老朽化が進み、また住人の少子高化、人口減少によりオールドタウン化しつつある。私は今後さらに人口が減少し寂れていくであろう、この向島ニュータウンに新たな風を取り入れることによって街全体を賑やかにしたいと考えた。今回の計画では向島ニュータウンの1街区(住棟6棟、合計860戸)に住民のための施設を組み込み、住棟を大幅に減築。そして住戸も単身者、高齢者、家族向けなど多様化する家族形態に合わせたプランニングをすることで向島ニュータウン1街区を総合的にリノベーションする。