大阪工業大学
大阪市中央卸売市場
中村俊輔 / 空間デザイン学科 建築デザイン研究室
料理教室や飲食、物販店などをANNEXとして水辺の風景が良い所に配置し、都市の風景としてアクティビティを可視化するための、屋外空間と屋内空間が混ざり合った空間を提案する。
現在の市場には卸売業務の他、市場見学、料理教室、飲食、物販店などのプログラムがある。しかしそれらは建物の中に隠れているため、様子をうかがい知ることはできない。ANNEXを設計するにあたり、アクティビティを可視化するために、建物の壁面を一直線に閉じず、屋外空間や飛び出した屋内空間をつくることで人々の動きが建物の表に現れ、落葉樹と合わさって、移り変わるファサードを構成する。また、突き出したボートハーバーと水辺に沿った遊歩道が人を引き込む軸となる。