Public Living
─ わたしのお気に入りの場所 ─

山代彩香 / 空間デザイン学科　建築環境工学研究室

現在の都市は窮屈で、用途の決められた空間（fix space）で溢れている。こう思ったことはないだろうか。家以外に落ち着ける場所がほしい。公園は広々としていて気持ち良いけど、なんだか寂しい。カフェもいいけど、いつも行くには高い。誰もが落ち着ける空間というのは、Free spaceだけ、fix spaceだけ、では難しい。free spaceとfix spaceを組み合わせることで、公共のリビング的空間が生み出される。「Public Living」は市が運営する芸術文化施設である。直線と曲線で構成された空間は、たくさんのカタチを生み出す。窪んでいる場所、風が気持ち良い場所、人の気配を感じる場所、光が射し込む場所…　いくつもの場所から、自分のお気に入りが見つかるだろう。

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