大阪工業大学
子どもの認識世界に着目した外遊び本についての研究
谷口由佳 / 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室
外遊び本「あそびのたね」シリーズは全6冊、約45種類の遊びの種を凝縮している。風や太陽の光、水や植物、落ちているものなど外の要素を子ども自らが探し、遊びに取り入れて遊びを育てる。子どもから見る世の中には、完成された玩具以上に面白く魅力的な遊びの素になるものが無限にあり、それは大人が普段目に留めないようなものかもしれない。子どもの遊びの素を見つける力や物事に対する最初の認識を大切にすべきではないだろうか。子どもがどのようなものを遊びにしているのか、保育園で観察・実験を繰り返し、子どもと共に「あそびのたね」を制作。子どもが多くの発見をしながら遊ぶ姿を見守ることのできる、素敵な社会になることを祈って。