大阪工業大学
母と娘が洋服作りを身近に感じるための研究
阪中亜弥美 / 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室
私は洋服が大好きで自作したいと思っていた。しかし今の私にとってミシンを出すのは面倒に感じてしまううえに、縫製も上手く出来ない。もし子どもの頃から洋服を作っていれば、より洋服を好きになり、上手に作れるようになっていたのではないかと考えた。そこで針・糸・ミシンを使わずに洋服が作れるキット「ぐらんど~る」を制作した。ボタンは布を挟み込み留めるため穴が不要となっており、何度も留めなおすことを可能にした。不織布のみを使用しているため、遊び着として汚れても洗濯でき、どのように切ってもほつれることはない。「ぐらんど~る」によって親子が一緒に洋服作りを楽しみ、のちに好きになる人が増えれば嬉しく思う。