大阪工業大学
ブックデザインを通して
─ 私が考える新しい本のカタチ ─
平田友也 / 空間デザイン学科 ヴィジュアルデザイン研究室
私はヴィジュアルデザインの装丁と造本の課題で本の構造やコンテンツに興味を持つとともに卒業研究を通して本について考えたいと思った。電子書籍元年と呼ばれる2010年を経て、本という概念が今後大きく変化していく中、紙の本が衰退する危機感もあるが、新しい表現が可能になり、本の世界が拡がっていく期待感もある。そんな大量生産の時代に逆行し、主観的に面白い仕組みやコンテンツを、デザインから印刷、裁断、製本まですべて自分の手で制作することで、新たな本のカタチを考え6冊の本を制作した。