卒展レポート

金沢美術工芸大学

第61回 美術工芸学部卒業制作展

  • 刺青標本
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刺青標本

花木大樹
美術工芸学部デザイン科 視覚デザイン専攻

世界の偉人たちはその功績・実績を取り上げ、1つの「史実」として記憶されることが多いですが、それぞれの功績に至る裏側には、必ず一個人としての強い意志や思いを持っていました。
そして刺青とは、消えない文様を自らの体に刻み込む行為であり、何かの目的や意図を持って彫るもの、人の様々な内面を可視化し主張する手段であると言えます。
この2つの組み合わせにより、史実として捉えられがちな世界の偉人たちの、目に見えない内面を感じ取ることができる「刺青標本」を制作し、各々の刺青が標本になるまでの経緯をまとめたレポートも記しました。

人類の歴史の裏側にあった、感情を、覚悟を、息づかいを、
彼ら1人1人の物語をご覧ください。

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