環状線をテーマにしたボードゲーム。プレーヤーは駅長となり、手札の乗客カードを周ってくる列車に差して乗り降りさせ、自分の駅に降りる乗客の数を競い合う。より早く２０人の乗客を集めたプレーヤーの勝利だ。手札の読み合いや、どのようにカードを乗せていくかなど、意外と奥が深いゲームルールとなっている。この作品を制作するにあたって、私は作品を作ることの意味を考え制作に取り組んだ。これまでの４年間の作品では作る時は、この作品で誰が笑顔になるのかということを考えて作ってきた。しかし、その作品たちは結局のところ就活のためだったり、ポートフォリオに載せるためだったりと、なんだかんだで自分自身を笑顔にするための作品であったことに気がついた。そこで卒業制作では自分を含め、作品に触れてくれた人すべてを本当に笑顔にする作品を作りたいと思い、実際に遊べるボードゲームを制作した。ぜひ、このMETROMで笑顔になって欲しい。