現在、日本の家庭の約６０％が共働きである。そのうち７０％の家庭がコミュニケーション不足を感じている。特に4～5歳の子供はこの時期にコミュニケーションが不足してしまうと学力面、精神面に様々な問題が生じてしまう傾向がある。そこで私は親子のコミュニケーションを促すサイドテーブル「and」を提案する。andはソファーの座面に差し込んで使うサイドテーブルで、天板は透明のホワイトボードになっており、上部の引き出しには専用ペンとイレイザーが収納されている。お絵かきやメモなど自由に描くことができ、天板の間に挟んだ雑誌や絵本、天板の下に収納したぬいぐるみをトレースして遊ぶこともできる。親子がソファーに並んだり向かい合ったりして使用することができる。リビングでの親のリラックススペースであるソファーと子供の遊ぶ場所を近づけることで、偶発的なコミュニケーションが生まれることを狙った。andを利用することで、親子のリビングでの時間が充実することを期待する。