卒展レポート

金沢美術工芸大学

第61回 美術工芸学部卒業制作展

  • 神社のサインデザイン<br />– 文化と空間の案内を助けるサインシステム –
  • 神社のサインデザイン<br />– 文化と空間の案内を助けるサインシステム –
  • 神社のサインデザイン<br />– 文化と空間の案内を助けるサインシステム –

神社のサインデザイン
– 文化と空間の案内を助けるサインシステム –

靑柳 菜子
美術工芸学部デザイン科 環境デザイン専攻

神社へお参りに訪れる事は日本の美しい文化の一つ。現在、国外などから高い評価を得てこれからも更に注目されていくだろう。しかし、一方で日本人でありながら、この本当の意味を理解する人は少なくなってきているのが現状。だからこそ日本の文化を理解した時、深い感動を得ることが出来る。
藩政時代から地域文化を保つ金沢で最も人気があり、2021年に鼠多橋が復元し金沢城とつながることで、加賀歴史回遊ルートの一箇所として注目される尾山神社をプロトタイプに設定した。文化を伝えるコミュニケーションツールとしてサインシステムを機能させ、観光に訪れた人達をターゲットとした『作法のサイン』と『案内のサイン』を提案する。子供から海外の人にまでボードサインで作法を誘発し、神門やお庭、復元される鼠多橋などの見所をポールサインで案内する。
日本の文化が根付く空間だからこそ、文化を伝えるコミュニケーションツールがより必要となる。

作品一覧