金沢美術工芸大学
レイヤー印刷を応用した魅力的な向こうの見え方の研究
堀正 文 / 美術工芸学部 デザイン科 環境デザイン専攻
日本古来の町屋に見られる格子は、建物の目的によって太さや配置の幅を変えることで外部から建物の中の見え方をコントロールしていました。従来の格子の機能をガラスウォールに置き換え、従来ガラスの片側のみに印刷する仕切り方を両面から印刷することによって、新しい見え方を探りました。
視線が動くことで向こうの見え方が変わる 3 次元の格子の特徴を生かし、見え方が魅力的な3つのパターンモデルを制作し、建物の目的に合わせた現代の使用シーンまで提案しました。 平面を二枚重ねて格子と同じような見え方をする、2.5次元の格子が未来の建築ファサードをつくります。