金沢美術工芸大学
自動車を中心としたコミュニケーションとインターフェイス表現の研究
A study of graphical user interface for car communication
樋口皓太朗 / 美術工芸研究科 デザイン専攻製品デザインコース
近年の通信技術の発展に伴い、自動車においても情報化の重要性は非常に高まっています。
旧来から重視されてきた『走る・曲がる・止まる』という要素に加え、『つながる』ことでもたらされる新たな移動の価値や楽しさを追求していく時代が到来すると考えています。
また情報端末の多様化により、様々なGUIの表現も試行錯誤がなされています。
このような背景から、私は自動車を通じた新たなコミュニケーションのあり方とハーフミラーを用いたGUIの立体レイヤー表示の研究をしました。
自動車を通じたコミュニケーションをとるための新たなナビゲーションとして、地図とGPSタグ付きの写真をリンクさせ、経路案内だけでなくコミュニケーションの中心としての移動の楽しみをデザインしました。また立体レイヤー表示はドライバー前に配置し、情報整理とコミュニケーションの楽しさの両立を目指しデザインしました。