金沢美術工芸大学
子どもの成長をサポートするベビーベッドの提案
荒尾知世 / 美術工芸学部デザイン科製品デザイン専攻
多くの家庭においてベビーベッドは1年たらずで使用しなくなり、その置き場に困り、部屋の片隅に置かれたり人に譲られたりしています。そこで今回私は子どもと共に成長するベビーベッド、Coopeを提案します。Coopeは赤ちゃんがベビーベッドを卒業した後も、椅子やキッズテーブルや棚になる事でその後の子どもの成長をサポートします。本体に空いた無数の丸い穴を利用して、ジョイントパーツを用いてベッドにしたり、プラスチックパーツを差し込み天板の高さを調節する事ができます。金具を使用する事がないので手を挟む危険がなく、お母さんと一緒に積み木感覚でレイアウトを楽しむ事が できます。また、本の読み聞かせやお絵描きなど年齢に応じて機能を変化させる事ができます。部屋の中心にCoopeを置く事で親子で使用できる教育スペースが生まれ、そこでたくさんの本やおもちゃに囲まれながら子供が想像力豊かに生き生きと成長することができ、親子の絆を深める事ができます。