金沢美術工芸大学
生活に柔軟に対応するソファシステム
大嶽彩加 / 美術工芸学部デザイン科製品デザイン専攻
リビングの中心にあるソファはくつろぎの場で、そこでテレビを見たり、インターネットや、書き物をしたり、様々な生活スタイルがある。一方、近年PCのモバイル化やネットワーク環境の充実により、家のどこでも気軽にパソコンを楽しめるようになった。そこで私は、ソファの上での生活を広げ、家具が人の生活に柔軟に対応するソファシステム「ROOM」を提案する。このソファはサイドの肘掛けをテーブルとしても使用でき、生活に合わせて自由な位置に動かして使用することができる。そして、そのテーブルは、パソコンをリラックスして行なえる高さと幅になっている。また、ソファとテーブルは別々に購入し、その人の生活、部屋の広さに合わせて、様々なレイアウトを自由に楽しむことができる。ループ状に繋がった成型合板のソファは、座ると心地良くしなり、薄いクッションでも快適な座り心地が得られる。ROOMを使用することで、人と家具の関係が自由になり、より豊かな生活を創り出すことができる。