金沢美術工芸大学
on/off life
北村華苗 / 美術工芸学部デザイン科視覚デザイン専攻
私は携帯電話やパソコンが大好きです。ありとあらゆる情報をいつでもどこでも一瞬で入手出来、それはとても便利で楽しく、人々を夢中にさせます。しかし、気がつけば私たちの生活は、それらの機械に囚われてはいないでしょうか。それらばかりに夢中になり、本当に大切なことを忘れてしまってはいないでしょうか。
この作品は、実際にある六つのスイッチを、体験者がonからoffにすることにより、映像が変化するインタラクティブなものです。
例えば右上のスイッチをoffにすると、映像中の右上の部屋のパソコンや携帯電話、ゲーム等がoffになります。offになると、人々は機械を触るのをやめ、他のことを始めます。それは、機械を触っている時より、ちょっとハッピーなことです。
この作品を通して、「ちょっとケータイいじるのやめて、他のことしてみようかな」と、少しでも思って頂ければと思います。