武蔵野美術大学
Lettershaping
山下 幹弘 Mikitype / デザイン情報学科
デジタル環境の発展で私たちは様々な活字に囲まれているが、欧文活字書体の背景には紀元前後から培われてきたカリグラフィーの伝統がある。
システマチックに均一化されてきた現代の中で、手書き文字の芸術的価値は見直されてきている。身体を伝わって生み出された線の集合が文字として意味をもち、その中であえてノイズを生み出すことは、文字が人の手によって書かれている証明にもなる。バルサ材やアルミ缶を用いることで、それぞれの文字に表情をあたえた。