武蔵野美術大学
paranoia
栗原 みずき / 空間演出デザイン学科
paranoiaは日本語で偏執病と表す。
この作品の全てのパーツは、誰もが経験のある物についての現象、誰にでも出来るシンプルな操作の集積で構成されている。それらは決して特別なものではないが、ただ偏に、私なりの執着を以ってそれらを行うことで、物の持つ特性を増幅させ、まるで物性が変化したかのような全く別の見え方や形態を与えている。
一つの物というきっかけが操作の集積により全く別の姿へと形を変えていく様は、実にパラノイア的ではないだろうか。