金沢美術工芸大学
山羊紙文具-オブラートを使った食べられる文房具-
三松 由布子 / 美術工芸研究科 デザイン専攻 視覚デザインコース
山羊紙文具という架空の文房具をつくりました。山羊紙文具とはオブラートで作った食べられる紙でできた文房具です。オブラートに砂糖でプリントしてあるのでまるごと食べることができます。童謡のやぎさん郵便になぞらえて、読まずに食べても大丈夫なラブレターや、舌に貼るシール、食品に混ぜて食べてしまえるラップ、言いにくい事も「オブラートに包んで」言うことができる包装紙など、食べる事でコミュニケーションに繋がるものを目指しました。現代のネットやSNSでのコミュニケーションも便利で楽しいですが、文房具を使ったアナログなコミュニケーションにある良さを伝えられたらと思い制作しました。