首都大学東京
萩原朔太郎文学館
林 紗奈美 / システムデザイン学部 インダストリアルアートコース
朔太郎文学館は、4年生の時に研究していた「オノマトペの空間化」というテーマの集大成としての作品である。
「オノマトペの空間化」というのは、「くるくる」や「がさがさ」といった擬音語・擬態語(=オノマトペ)の一つ一つの言葉の中に含まれている触覚や視覚などの感覚要素を明らかにし、それぞれを空間に織り込むことでどのような体験空間にできるのか探ってみたものであり、それぞれの言葉から提案したオノマトペ体験空間の基本モデルを施設に応用したものが今回制作した「朔太郎文学館」である。