首都大学東京
HERO ― 情報収集用小型車 ―
稲葉理夢 / システムデザイン学部 インダストリアルアートコース
救助機能を持った情報収集のための小型車。
災害時や大事故など、あまりにも多くの負傷者が救助を必要としている場合、優先順位をつけて救助にあたらなければならない。適切な判断をするためには、被災地での迅速な情報収集が要となる。
そのために、険しい路を駆け抜ける走破性を持つ機能的なスタイリングを目指した。
そして乗務員と輸送資材を安全に、そして確実に被災地に届けるために車両の形態をとっている。2人乗りになっており、救助に必要最低限の資材スペースを確保した。またオフロードバイクを搭載することで、一人はより険しい路へ探索に行くことが可能となり、また一人がバイクに乗ることで患者を一人乗せ搬送できるようになった。
助けを求めている人々の元に真っ先に駆けつけるヒーローのように強くて心優しい存在になってほしいという想いを込めている。