首都大学東京
ブーリアン演算による造形に関する研究
― 差型のブーリアン造形におけるコンピュータを利用した設計・施工の理論と実践 ―
高橋岳人 / システムデザイン学部 インダストリアルアートコース
ブーリアン造形の差型を構成する際に引かれた側の結果の形状、引いた側の過程の形状の2つのオブジェクトに対し影響する境界面に、行為を誘発させるようなきっかけを持たせることで、生成される2つのオブジェクトに価値を見出すことができると考えた。また、境界面に自由曲面を用いれば、行為のきっかけを生む自由で複雑な形状を造り出すことも可能である。以上より、使い手によって様々な行為を喚起する境界面の構築をプロセスモデルの設計におけるコンセプトとして取り組んだ。