首都大学東京
機能を置き換えたプロダクトの研究
井崎晃宏 / システムデザイン学部 インダストリアルアートコース 修士課程
「機能を置き換えたプロダクト」を4つに分類し、それぞれに属する4 つの作品を制作した。《手先のスイッチとなるもの》《視線を誘導するもの》《ルール/ゲームに起因するもの》《環境的なもの》。いずれも具体的な製品をかたどらず、全てプリミティブな立方体で表現した概念モデルである。フラットに表現した4 つの概念は、「機能を置き換えたプロダクト」が手法として応用可能であることを示す。「機能を置き換えたプロダクト」は変わり行く記号の認識の中で、新たな“機能の置き換え” を生み出して行く。そしてそれはいつの時であろうと、私たちに創造的な感覚をもたらし、生活空間を楽しく豊かに彩る概念である事に変わりはない。