首都大学東京
Flolium
サスティナビリティを考えた製品提案
寺井勝美 / システムデザイン学部 インダストリアルアートコース
現代、サステナビリティが叫ばれるようになった根本の原因である地球環境問題。その多くが直接関係する植物を取り巻く環境に目を向けた提案がこの、室内での植物育成プロダクトFlolium。
あらゆる植物それぞれにとっての最適な光の質・温度・湿度・風・時間といった情報をデータベースから情報機器を通じてインストールすることで、Floliumが個々に最適な生育環境を作り上げ、本来ならば地域や季節を始めとした様々な環境条件においてその時々にまったく違った顔を見せる植物たちをいつでもどこでもオートで育成可能となる。
例えば冬の夜にアサガオを楽しむことも可能となるこのプロダクト。これによって、ただ漫然と季節を迎え、目の端に何気なく捉えていた植物のおける自然環境へ能動的に触れ、理解する端緒となればと思う。