大阪工業大学
トイレ誘導を目的とした新しい点字ブロックの提案
山本 義貴 / 空間デザイン学科 プロダクトデザイン研究室I
点字ブロックは現在、進む方向を示す「線状ブロック」と止まれや分岐点、注意を促す「点状ブロック」があります。「そこで外出時の行動を考え、視覚障がい者の人がトイレに行く際、どのようにしているのか?」という疑問から出発し、視覚障がい者の方をトイレに誘導することはできないのかと考えました。
本提案のブロックは2枚組みで構成されていて、「トイレが近くにある合図」と「トイレがある方向の合図」となっています。堺市立健康福祉プラザと日本ライトハウス情報文化センターのご協力を得て、デザイン案やプロトタイプに対するヒアリングを行いました。その提案で、色や明るさが少し判別できる方には、トイレを示すピクトグラムの存在を認識していただけること、全盲やそれに近い方は白杖だけではなく足で点字ブロックの形状を判別できることが分かりました。
このような経緯を踏まえた、「トイレ誘導ブロック」の提案です。