大阪工業大学
三種類の暦の提案
沖 双葉 / 空間デザイン学科 ヴィジュアルデザイン研究室
普段カレンダーを使用していない人は、どのようなカレンダーだったら使用したいと思うのか。また、普段からカレンダーを使用している人も、どのような機能がついていたらもっと便利だと思うのか。私は(3)つのキーワードに着目すると共に、3種類のカレンダーを制作した。
キーワード(1)『保存』。赤ちゃんが生まれてからの、1年間の成長記録を残すことが出来るカレンダーを制作した。生後まもなくの赤ちゃんの成長は著しく、たった1年で大きな変化を見せてくれる。新しい家族の記念すべき1年を、大切に保存してほしい。キーワード(2)『食べ物』。もらって嬉しいカレンダーとは何かと考え、食べられるカレンダーを制作した。見て楽しい、食べて美味しいカレンダーである。キーワード(3)『旧暦』。新暦に変わってから季節のズレが生じるようになったため、現代人は月の満ち欠けを意識して生活する習慣を失っている。月の満ち欠けのリズムに合わせて暮らすことで物事を進めるタイミングも自然と測れるカレンダーを制作した。