東北工業大学
ActiBook~たいせつなこころ~ Flashを使った電子絵本の制作
中村恵美子 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 エクスペリエンスデザインコース
近年、情報メディアの普及と子供たちの生活習慣の変化により子供の読書離れが懸念されている。ポータブルゲームの普及により飲食店や公園など外出先にてゲームをしている子供を見かけることも多く、子供たちの興味は読書よりゲームに向けられている。また、インターネットやiPadなどのタブレットPC、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンの普及により電子書籍が私たちにとって身近なものになっている。以上のことから、子供が興味を持つ電子機器を活用して動く絵本で書籍、活字に興味を持ってもらい、親子で一緒に本を読んだり読み聞かせをしてコミニュケーションをはかるツールの1つとしてもらう。1冊のActiBookには15話が収録されている。シリーズ化することにより親子のコミニュケーションのほか、出産祝いや誕生日プレゼントなど様々な場面で使える。開けば自動で電源が入る。また折りたためば紙芝居のようになり、左側の画面には絵が映り右側の画面には文章が映るようになっている。開いたときに右側の画面に目次が出るので、十字ボタンでストーリーを選択する。「あらすじボタン」を押すとあらすじの紹介画面になり、「よむボタン」を押すと話が始まる。今回は「かたみみのウーリー」、「どすこいはむきち」、「ふるいくつ」、「ぼくのひゃくえん」の4話を制作した。テーマは「たいせつなこころ」である。