東北工業大学
通学路のデザイン
伊藤 誠 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 プロダクトデザインコース
背景
現在の歩道はアスファルトや平板ブロック、コンクリートで造られているものが大多数である。また、車道と歩道が縁石やガードレール、ポールなどで仕切られているので歩行者の車からの最低限の安全性は確保されている。最近では歩道の幅が広くとられ、歩行者が歩きやすいように設計されている所もある。しかし、自然のものにふれたり、いたずらがしにくい環境になっており、子供の心を豊かにする要素には恵まれていないと感じられた。
目的
通学路の在り方や魅力を普段の登下校を通して知って貰い、見て、触れて楽しみながら創造力を膨らませ、豊かな心を育ませる事の出来る通学路を探求し、小学生とその親、それを見守る町内とのコミュニティの形成が出来る通学路を提案する。
提案の意図
1)コンクリート製品を用いた、創造力を働かせながら遊べる空間形成。
2)昼と夜、気候の違いによる想像力を膨らませる。
3)小学生とその親、地域の人々とのコミュニティの形成。
縁石ブロック:LED電球を埋め込んだもの。暗い所での不安感が取り除ける。こちらも色が交互になっている。左は昼の消灯時。右は夜の点灯時。LEDのカラーは、赤、黄、緑の三色である。