東北工業大学
色で伝えるメッセージ ―色彩心理を活かした遊びの提案―
荒木田菜摘 / ライフデザイン学部 クリエイティブデザイン学科 ビジュアルデザインコース
2011年3月11日の東日本大震災後、デザインで社会に貢献出来ることはないかと考え自ら「スマイルプロジェクト」の活動を始めた。震災により心に傷を負った人たちに「少しでも未来への希望をもって欲しい、心から笑顔になってもらいたい」という願いを込め活動している。活動の一環として、日頃から関心のあった色の研究とその成果を活かし、こども向けのカードゲームを制作。片づけ完了時にいもむしのキャラクターになるので楽しみながらお片づけできる。
楽しく遊び、お片づけができる様、カードに穴が開いている。ひもに通すといもむしのキャラクターになる。枚数は全42枚21組。色は青、赤黄、紫、黄緑、桃、緑の7色。柄は、ぱんだ(3種)きりん(2種)らいおん(2種)ねこ(3種)ひよこ(2種)いぬ(2種)うさぎ(3種)くま(2種)ぞう(2種)…全9種類の動物。裏面はスマイルプロジェクトのロゴがプリントされている。大きさは、こども達の手のひらにのるくらいの直径60mm。
マット(大)にカードの裏面が見えるようにして並べ、1人2枚ずつめくっていく。同じ色や柄のカードを揃えて動物園(マット小)を完成させる遊び。競争ではなくお友達と協力してお花の動物園を完成させていく遊び。