武蔵野美術大学
point of view
遠藤喜幸 / 空間演出デザイン学科
視点のあり方を追求することをテーマとし、立ち位置や見る角度、見る場所によって空間の印象を変容させる手法により空間を構成した。
空の風景に着目することで、時間や場所といった概念を「視点」というテーマに組み込み、見る角度によって異なる時間や場所を体現させようとした。
線状素材4面にそれぞれ、青空、夕焼け、曇り空、夜空の写真を貼り付け、それを水平に設置させることで、右から見たとき、左から見たとき、目線より上を見上げたとき、目線より下を見下げたときにまったく異なる空の風景が見えてくる仕組みとした。又、展示場所からだけの空間の見え方を考えるのではなく、周辺とのかかわりを持った風景のあり方を思考した。