武蔵野美術大学
息
篠崎菜々 / 大学院版画コース
呼吸が無くなる瞬間、ふっと、命が遠くへいってしまうような、手の届かない所へ、二度と戻ってこないこと、それは静かにさりげなく、しかしはっきりと覆らない。
息をするということが生きているということで、息をしているものからは生きているものの気配があって、無くなってから強くそのことを感じる。
呼吸が無くなる瞬間、ふっと、命が遠くへいってしまうような、手の届かない所へ、二度と戻ってこないこと、それは静かにさりげなく、しかしはっきりと覆らない。
息をするということが生きているということで、息をしているものからは生きているものの気配があって、無くなってから強くそのことを感じる。