愛知淑徳大学
ROLL CHAIR
梶田 美樹 / 現代社会学部 都市環境デザインコース
段ボール加工工場にてアルバイトを経験し、直接現場に居たことにより、段ボールの大きな可能性と多様性に魅了された。
そこで、震災時にも話題となった、使い捨て、再生可能な段ボール家具に注目した。安価・強度抜群・加工しやすい・ECO…多くの利点を持つ段ボールを使い、段ボール家具の製作をすることに決めた。
段ボールは私たちと非常に身近な存在であり、リサイクル率は95%を超え、CO2排出量も低く地球環境に大変優しい包装資材である。更に、紙であるにも関わらず、強度が抜群である。リサイクルの輪の中で、常に新しく衛生的な段ボールを使うことが可能である。
使用する段ボールは主に梱包目的で使用される「段ボールロール」。私たちがよく目にする段ボールは、二枚の紙で波状の紙を挟みつくられている。それに対して「段ボールロール」は片側のみ紙が貼付けてあり、曲がりやすく加工しやすいのが特徴である。
出来た椅子は・冬でも暖かくぬくもりがある。・軽く持ち運びやすい。・安価で加工しやすい。・柔らかく体にフィットする。・使う人の体に合わせ徐々に形が変化する。ものとなった。