愛知淑徳大学
せともの商店街
今井 経太 / 現代社会学部 都市環境デザインコース
愛知県瀬戸市は日本でも有数の陶器の名産地であり、それらは「せともの」として県内外で愛されている。しかし現状ではその「せともの」の魅力が外部にしっかりと発信されているとは言い難い。そこで、今は活力を失ってしまった商店街を再度活性させると共に、「せともの」の魅力を感じられる空間作りの提案した。
それは新鋭陶芸家の陶器販売を扱う「せともの商店街」の計画だ。具体的には通りを車両通行禁止にし、大人も子供をゆったりと歩き回れる空間を作り出す。また両脇の店舗を再計画し、陶器の街らしい、創造性に溢れた商店街にする。そうして『活発な動きが生まれる商店街』となる。
またせとものが観光資源として優れているのに平時の観光客増加に繋がらないのは、新鋭が台頭する場がないこと、そもそも販売店が少ないことが挙げられる。この二つを同時に改善出来る案として、新鋭陶芸家が自分達の作品を販売・展示し、制作過程を間近で見れる、制作体験が出来る商店街の計画を練り上げた。