JDN トップページ > School@JDN > 卒展特集2011 > 東京造形大学 > 作品紹介
現在、人間の生活においてデザインは様々な面で影響を及ぼしている。それにも関わらずその殆どが既製品で、ユーザーはあらゆる商品の中から気に入ったもの選ぶ事しか出来ない。 デザインが人間をより豊かにするためのものであるなら、作り手が作り上げた瞬間がその物の完成形ではなく、使い手が使い続ける事で変化した物がそのユーザーに対する完成形であるべきではないか。 今回は「記憶」「経験」をキーワードに、ユーザーが自由に動かす事で一時的に完成する「未完の椅子」を提案する。