オリジナルの身振りインタフェース(コントローラー)を使用して、実時間での動画再生制御をおこなう、映像インスタレーション作品。
作品の映像コンテンツは、展示会場である東京造形大学の建造物群を独自の視点で捉え直し、主に3DCGソフトで制作した。そして、映像をコントロールするために用いる物理インタフェースは、3軸加速度センサと赤外線式測距センサのみで構成され、再生速度とシーン切り替えのためのデータを制御プログラムへ送信している。既存のゲームコントローラーのような制御ボタンや選択スイッチは装備しておらず、事前の知識として操作規則を得ておく必要はない。
曖昧な身体表現を意味論的にモデル化し、コンピューターに人間の意思を理解させることを目指した。
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